『献血のすすめ』 [2012/07/14開催]
- ■ 市民公開講座 『献血のすすめ』-----------------13:30?15:30
- 市民公開講座 献血のすすめ
- 講演 1 「献血の社会的意義と徳島県での現状」
- 沖野 實(徳島県赤十字血液センター)
- 講演 2 「献血のすすめ -こころの安らぎから健康の維持まで-」
- 岡田 茂(岡山大学 名誉教授・特命教授 [研究] 、認定NPO法人日本・ミャンマー医療人育成支援協会理事)
- 講演 3 「輸血の現場から」
- 尾崎 修司(徳島県立中央病院内科)
- 講演 4 「鉄と人体の関わり」
- 水口 隆(鴨島川島クリニック)
収録内容は後日インターネット上で公開予定です
収録・編集 徳島文理大学教育・研究支援ユニット・メディアセンター
主催: 第35回日本鉄バイオサイエンス学会学術集会開催
- 問い合わせ先:
- 徳島文理大学 薬学部 秋田昌彦
- TEL 088-602-8505 / 8511
「鉄と上手に付き合って健康に」:青森
- 日時
- 2008(平成20)年9月14日(日) 午後6時30分〜8時30分
- 会場
- 青森市アウガ5階 男女共同参画プラザ(カダール)AV多機能ホール
- 〒030-0801 青森市新町1-3-7 TEL 017-776-8800
- 挨拶
- 日本鉄バイオサイエンス学会会長 高後 裕(旭川医科大学教授)
- 青森県赤十字血液センター所長 小舘 昭示
- 講演1
- 「鉄欠乏性貧血の予防と治療」
- 内田立身(香川県赤十字血液センター所長)
- 講演2
- 「鉄とうまく付き合う話」
- 岡田 茂(岡山大学教授)
- 講演3
- 「C型慢性肝炎は鉄過剰症である」
- 林 久男(愛知学院大学教授)
- 主催:
- 第32回日本鉄バイオサイエンス学会学術集会
- 後援:
- 青森県、青森県赤十字血液センター
- 問い合わせ先:
- 北里大学獣医学部 獣医生化学研究室 渡辺清隆
- TEL 0176-24-9409 FAX 0176-23-8703
「鉄と上手に付き合って健康に」のご案内
- 日時
- 2008(平成20)年9月14日(日) 午後6時30分〜8時30分
- 会場
- 青森市アウガ5階 男女共同参画プラザ(カダール)AV多機能ホール
- 講演者・講演タイトル予定
- 「鉄欠乏性貧血とその治療」 内田立身先生(香川県赤十字血液センター所長)
- 「鉄と生活習慣病」 岡田 茂先生(岡山大学教授)
- 「C型肝炎の瀉血治療」 林 久男先生(愛知学院大学教授)
難治性貧血と鉄過剰-新たな治療法- :抄録
演者:大屋敷 一馬(東京医科大学 血液内科 教授)
現在の日常診療における難知性貧血とは主に造血幹細胞が傷害される「再生不良性貧血」と「骨髄異形成症候群」が対象となっています。
再生不良性貧血では自己のT細胞が造血幹細胞を攻撃する疾患で、骨髄異形成症候群は造血細胞の分化障害と増殖による形態的異形成を特徴とします。
これらの疾患では幾つかの治療法が提案されていますが、貧血治療に対しては従来通りの補充療法として輸血が行われています。
生体内では鉄の出入りは一定量を超えた場合には過剰鉄として蓄積され、実質臓器(主に肝臓、心臓、膵臓、性腺、など)の障害をもたらす事があります。
これらの過剰鉄の除去(徐鉄療法)は現状では非経口の徐鉄剤が用いられていましたが、近い将来には経口摂取による徐鉄剤が利用できます。
経口徐鉄剤は糞便中への鉄の排泄をうながし、効率的な徐鉄効果をもたらすことから、難治性貧血の患者さんへの輸血療法における鉄過剰症への対策の一つとして期待されています。
鉄と生活習慣病-上手に付き合って健康に- :抄録
演者:岡田 茂(岡山大学 教授)
「万里一条の鉄」という禅語に象徴されるように、鉄は永遠に連なる真理のようなものであるとの感覚を私たちは受け継いでいる。
地球上の最初の生命体から現在の多様 な生命形態に至るまでの連綿たる連なりに、鉄の果たしている役割を見ると、将に 「万里一条の鉄」は当を得ている。
鉄は生命を維持するためのエネルギー獲得反応で ある酸化還元反応の主役の座を占めており、過去、現在を通じて鉄を必要としない生 命体は考え難い。
光合成生物の発生以前、鉄は二価の酸化数を持っており、酸性・中性の環境では完全な水溶性であった。
ところが、海水中に光合成生物が誕生し、光合成の副産物として遊離酸素が発生するようになると、水に溶けていた二価の鉄は酸素と反応し、三価の鉄となっていった。
この鉄は海底に沈殿したので、これが現在では層状の鉄鉱層として露出しているところも多い。
すなわち、三価の鉄は中性付近では全くといってよいほど水に溶けない。
現在地上で見られる鉄は総て三価であり、水に溶けないので生命体はこれを摂取することが難しくなっている。
そのため、生命維持には強烈は鉄争奪戦が演じられている。
あらゆる生物は鉄を確保するための物質(キレート物質)を作り出している。
人の血中トランスフェリンもその為に特化したたんぱく質の1つである。
また、生物界を通じて鉄維持の別の方策は、鉄を排泄する機構を持たないことである。
すなわち、鉄はその生物体内ではリサイクルされている。
一方、鉄は非特異的にアミノ酸、クエン酸、アスコルビン酸、核酸などの多くの生体内低分子物質と結合し、水溶性を維持する。
このような鉄は広い範囲の酸化還元電位をとり得るので、多くの物質と容易に反応する。
鉄は荷電を二価←→三価と変化させることになる。
例えば有名なフェントン反応もこのような水溶性の鉄が触媒する反応の一つであり、その他の多くのフリーラジカル生成系の反応も鉄があれば容易に進行する。
すなわち、酸化ストレスの発生である。
このような状況が生体で起こる条件の1つが鉄過剰症におけるトランスフェリン非結合鉄の存在である。
このような理由で人には、鉄欠乏も鉄過剰も起こることになる。
鉄欠乏にならないためには、特に鉄吸収を促進するのは、ビタミンC, クエン酸?酸などの有機酸、香辛料であり、一食当たり多く含む食品としては、レバー、赤肉、牡蛎、納豆、ほうれん草、卵黄、大豆、ごま、そば、のりなどである。
検診では血清フェリチン値の測定を忘れないように。12(ナノグラム/ml)以下にならないように。
『鉄と上手に付き合って健康に』 プログラムレポ [2008/02/16]
- ■ 市民公開講座 『鉄と上手に付き合って健康に』-----------------14:00?16:30
- 市民公開講座 開会挨拶
- 講演 1 「見逃されてきた鉄欠乏性貧血一診断と治療」
司会:斉藤 宏(河村病院 顧問)
- 講演 2 「鉄と生活習慣病一上手に付き合って健康に」
司会:林 久男(愛知学院大学 教授)
演者:岡田 茂(岡山大学 教授)- 講演 3 「難治性貧血と鉄過剰一新しい治療法」
BioIron2007京都フォローアップシンポジウムおよび市民公開講座の報告
此の度は、BioIron2007京都フォローアップシンポジウムおよび市民公開講座にご協力、ご参加いただき、有難うございます。
去る2月15、16日の両日に、日本学術会議、日本鉄バイオサイエンス学会、厚生労働省科学研究費補助金「難治性造血障害研究班」3者の共同主催により、東京都有楽町よみうりホールにおいて開催、シンポジウムには270名、公開講座には179名のご参加をいただき、活発な質疑が行われ、成功裡に終了いたしました。
本シンポジウムは、昨年4月に京都で開催された国際バイオ鉄学会総会の成果を広く我が国の医師・科学者、一般国民に広く伝達することを目的として行われましたが、初期の目的を十分達成できたものと思います。
これも、ひとえに会員各位のご協力によるものと篤くお礼申し上げます。関連資料等については本学会ホームページ(http://jbis.sub.jp/)に掲載いたしますのでご参照ください。
本年は9月13・14日に、定例の学術集会が青森市において渡辺清隆会長のもとで行われますので、引き続きご参加いただければ幸いです。
鉄と上手に付き合って健康に(2008/02/16 開催:東京)
pdfファイル
- 鉄と上手に付き合って健康に
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- 趣旨説明
- 高後 裕:旭川医科大学 教授
- 講演1
- 「見逃されてきた鉄欠乏性貧血-診断と治療」
- 内田 立身:香川県赤十字血液センター 所長
- 司会:斉藤 宏(河村病院 顧問)
- 講演2
- 「鉄と生活習慣病-上手に付き合って健康に」
- 岡田 茂:岡山大学 教授
- 司会:林 久男(愛知学院大学 教授)
- 講演3
- 「難治性貧血と鉄過剰-新しい治療法」
- 大屋敷 一馬:東京医科大学 教授
- 司会:溝口 秀昭(埼玉県赤十字血液センター 所長)
9.おわりに
貧血は日本人女性に非常に多い病気です。
女性の鉄欠乏性貧血の頻度を10%とすると、1,000万人以上の女性が鉄欠乏性貧血ということになります。
また、女性の半数近くが鉄欠乏状態にあります。
欧米ではたかだか20%程度ですから、わが国の状態は発展途上国なみとなっています。
現在、国の少子化対策が叫ばれていますが、女性が妊娠、出産をへて立派に育児を行なうには、母体として貧血のない状態であることが大切であることはいうまでもありません。
是非、貧血についての認識を深め、少なくとも貧血の頻度が欧米なみになるよう願いたいものです。
8.鉄欠乏性貧血の治療法
鉄欠乏性貧血の治療はどのように行われているのでしょうか鉄欠乏性貧血で薬を飲んだり注射をしたりするのは、ヘモグロビン値が10g/dlを切った時からです。多くは鉄の錠剤が処方されます。
7.食事からの鉄欠乏対策
鉄欠乏にならないための対策鉄を多く含む食品を上手にたくさん摂ってください。
鉄を多く含む食材ですが、まず、レバーは鉄の貯蔵場所ですから有効です。
また、肉類はなかにふくまれる血液(ヘム鉄と言います)が鉄に富んでおりよく吸収されます。
海草(ひじきなど)や青味の野菜(非ヘム鉄と言います)にも鉄は多いのですが、吸収効率が肉類ほどよくはありません。
ビタミンもたくさん摂りましょう
ビタミンCは鉄を吸収されやすい形に変えたり、鉄の利用効率をよくします。
最近、多くの人がダイエットに挑戦して食事を控え勝ちですが、貧血の予防には良くありません。
また、ファストフードや外食、中食(なかしょく:お惣菜やさんからいろいろ買ってきて家で食べる)の比率が多いのも鉄の摂取には良くありません。
昔、家庭で鉄鍋や鉄瓶でじっくり調理したものからは、鉄分が多く摂れたといわれています。
最近の鉄の摂取不足は、こういうところに原因があるのかも知れません。
6.鉄欠乏と食事の関係
女性の鉄欠乏がなぜこんなに多いのでしょうか。それは食事からの鉄の摂取が少ないことに原因があります。
成人男性では、1日あたり10mgの鉄を摂る必要があります。
女性では、生理、妊娠、分娩、育児がありますから、男性より多く15mgくらいはとる必要があります。
ところが、実際には平成16年の厚生労働省の調査で、男性で1日あたり8.1mg、女性で7.7mgの鉄しか摂っておらず、とくに鉄を必要とする20歳台で6.9mg、30歳台で7.0mgと、必要量の半分にしか達していません。
したがって、女性の半数が鉄欠乏ということになります。しかも、食事からの鉄の摂取は年々減り続けています。飽食の時代といわれていますが、鉄だけは例外なのです。
5.鉄欠乏状態の人口割合
どのくらいの方が鉄欠乏状態にあるのでしょうか私は、1981年から1991年にかけ、日本人女性の鉄欠乏の頻度を調査したことがあります。
3,015名の女性を先の表にしたがって分類すると、鉄欠乏性貧血8.5%、貧血のない鉄欠乏 41.8%、健常女性 43.6%、その他6.5%で、女性の半数になんらかの鉄欠乏がありました。
とくに、40歳台では17.2%に鉄欠乏性貧血が認められました。
4.鉄欠乏の発生原因
なぜ鉄欠乏がおこるのでしょうか人体の鉄は、成人男性で3,500?5,000mg存在すると申しましたが、このうち出入りする鉄は1mg程度に過ぎません。
私達は食事から、毎日10mg内外の鉄を摂りますが、このうち約10%が吸収され、約1mgが体内にはいります。
すなわち、出納はきわめて少なく、ほとんどは体内でリサイクルされているのです。
ですから、女性の生理での出血や胃潰瘍、大腸がんなどの病気での出血があると、大量の鉄分が失われますので、これを補うのは容易ではありません。
この時、貯蔵鉄が動員されますが、間に合わなければ貧血に陥ります。
女性は、生理によって毎月、30?40mlの血液を失いますが、これは、鉄分15?20mgに相当します。1日に換算すると。0.5?0.7mgとなります。
ですから、生理のある女性は、男性より5?7mg(10%が吸収される)余分に鉄が必要になります。鉄欠乏性貧血が圧倒的に女性に多い理由はここにあります。
3.鉄量状態の検査
あなたの鉄の状態はどうやったらわかるかあなたの鉄の状態がどうなっているかは、血液検査をすることでわかります。
まず、貧血があるかどうかは、血液中のヘモグロビンの濃さを測ります。
そして、鉄が十分貯えられているかどうか(貯蔵鉄の量)は、血清フェリチンという検査でわかります。
検査の数字で、以下の表からどの状態にあるかがわかるのです。
2.人体の鉄分量
人体の鉄はどうなっているか人の体の鉄は、成人男性を例にとると、3,500から5,000mgあるといわれています。
そのうち 2/3が赤血球のヘモグロビンのなかにあります。
そのほか、1,000mgが肝臓に貯えられており、貯蔵鉄と言われています。
鉄が不足したときの貯えになっています。
1.貧血の定義
貧血とは何でしょう血液は赤い色をしていますがその理由をご存知ですか?
それは血液の成分がヘモグロビンからなり、そのヘモグロビンが鉄から作られているからです。
鉄は錆びると赤い色になります。同じように、ヘモグロビンの鉄も酸素を結合すると赤い色になります。
人の赤血球は、写真のように変形しやすい円盤状をしており、体の隅々まで、細い血管をくぐりぬけて体中をまわります。
この間に、酸素を脳、筋肉など全身に供給する役目をしています。いわば、人体の酸素の運搬、物流を担っているのです。
市民公開講座の内容公開
2007/03/31、京都大学で行われた市民公開講座の内容を一部公開致します。
貧血と食生活を考える(貧血の実態とその原因)
香川県赤十字血液センター所長 内田立身 著
鉄と食生活を考える
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- 貧血と食生活を考える
- 市民公開講座
- (第二回国際バイオ鉄学会総会)
- (Satellite Symposium of BioIron 2007)
- 日時
- 2007年(平成19年)3月31日(土)
- 14:00?15:30
- 場所、会場
- 京都大学稲盛ホール
- 京都市左京区吉田近衛町 京都大学医学部構内
- 京都大学医学部創立百周年記念施設芝蘭会館内
- 会費
- 無料
- 連絡先
- TEL:075-753-9336 FAX:075-753-9457
- その他
- 当日受付13:00より
- 直接会場へお越しください
- 事前申し込みは不要です




